Q.どうやったらサッカーを好きになりますか?

よくあるご質問

A.「好きにさせる」のではなく「好きになるのを待つ」

サッカーが「好きになる」きっかけは、子どもたちそれぞれです。
無理に好きにさせようとするよりも、“やってみたい”という気持ちが自然に芽生えるタイミングを待つことが、実は一番の近道だったりします。

啐啄の機(そったくのき)」という言葉があります。
ヒナが卵の殻を内側からつつく「啐(そつ)」と、親鳥が外側からつつく「啄(たく)」がピタリと合った時に命が生まれる――つまり、「本人のやる気」と「周りのサポート」がぴったり重なる瞬間こそ、物事がうまく進むタイミング、という意味です。

サッカーも同じです。時々タイミングを見て体験に誘ったり、一緒にボールを蹴ってみたりしながら、「今かな?」という瞬間を待つのが大切です。

もしお子さんが「行きたくない」と言っている時は、無理に連れてくることはおすすめしません。嫌な記憶が残ってしまうと、それだけで距離ができてしまうこともあるからです。もし最初の体験で、残念ながら「来週も行きたい」と言い出さなかったら、しばらく間をおいてまた体験に来てください。

焦らず、比べず、そっと見守ることで、ある日突然「やりたい!」と言い出すことがあります。そのときが、まさに“啐啄の機”。その一歩を、私たちも一緒に応援させていただきます。

関連記事

特集記事

TOP